ICLとは

ICL(アイシーエル)治療とは眼の中に小さなレンズを挿入し、近視・遠視・乱視を矯正する治療法です。
取外しの必要がないことから「眼内コンタクトレンズ」とも呼ばれています。

ICLは、強度近視、乱視の方や、角膜の薄い方も適用できる治療法です。
ICLなら、レーシックのように角膜を削ることなく、ドライアイや夜間の光がにじむ「ハロー・グレア」の症状も起こりにくいといわれています。

長期間にわたって安定した視力が期待できる治療法です。

長期的に視力が安定

近視や乱視が強い方の場合、レーシックによる視力矯正では近視が少し戻ってきてしまう傾向があります。
眼内コンタクトレンズでは近視が戻ることが少なく、回復した視力を維持させることができます。

レンズを取り出し、元に戻せる

レンズは、生体適合性の高い素材でできています。
交換の必要なく永久的に挿入しておけますが、必要に応じてレンズを取り出すことが可能です。より安全性の高い「可逆的」な手術と言えます。

クリアな視界

角膜を削らないため、不正乱視の発生を抑えられるので、見え方はハードコンタクトと同程度。質の高い見え方を実現します。

コンタクトレンズとの比較

   

ICLは、視力矯正の選択肢として優れた利点を持っています。費用面では長期的に見ればコンタクトレンズの継続的な購入費用を削減でき、経済的な選択肢となります。

さらにICLは一度手術を受けるだけで日々の手入れが不要です。これに対し、コンタクトレンズは毎日の洗浄や交換が必要で、手間がかかります。手軽さと長期的な経済性を考えると、ICLは理想的な選択肢といえます。

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【ICLとコンタクトレンズのコスト比較】 ICLは両眼で600000円、コンタクトレンズの1dayは、1ヵ月で両眼6,000円と仮定して、20年間のコストを算出したとします。コンタクトレンズを8年4ヶ月使用すると、ICLと同じ費用になり、その後コンタクトレンズの費用がどんどん高なっていくのが分かります。現在、コンタクトレンズを使用されている方は、月どのくらいの費用がかかっているのか、今後何十年使用するのか計算をして、比較して頂けると良いと思います。

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ICLとコンタクトと眼鏡の違い

・日々のお手入れが不要です。
・コンタクトレンズの連続装用による、眼の障害を防ぎます。
・ICL手術をすることで、将来的な眼の障害を防ぐことも可能です。

ICLの特徴

眼に優しい

ICLのレンズはソフトコンタクトレンズのように柔らかく、生体適合性が高い無色透明の素材です。有害な紫外線をカットする機能もあり、半永久的に使用することが可能です。

お手入れ不要

           

ICL(眼内コンタクトレンズ)は、くもったり汚れたりしないので、日々のお手入れやメンテナンスは不要です。目の中でゴロつきを感じることもありません。

入院不要

眼内コンタクトレンズの治療は、レンズを専用の器具で目の中に入れます。傷口が約3ミリと小さいので回復が早く、日帰りでの手術が可能です。

角膜を削らない

眼内コンタクトレンズ治療は、角膜を削るレーシック治療と違い、角膜の形がほとんど変化しません。その為、万が一の場合治療前の状態に戻すことができます。また、レーシックで度々問題になる夜間の眩しさが抑制され快適な視界が期待できます。

将来の目の病気

眼内コンタクトレンズ治療のレンズは、取り外して元の状態の戻すことができるので、将来白内障などの目の病気になった際に、治療の選択肢が狭まるリスクが少なくなっています。

痛みが少ない

ICL手術は目薬での局所麻酔での手術になり、痛みはほとんどありません。当院では笑気ガス麻酔を使用して、リラックスをした状態での手術を受けていただく事が可能です。

手術の流れ

初診予約

WEBまたはお電話から初診予約。ご希望の日時を選択してください。

初診予約確定のメールお受け取り

初診・適応精密検査

               

コンタクトレンズ装用を制限して初診適応検査。ソフトコンタクトレンズは検査7日前、ハードコンタクトレンズは検査14日前から装用中止してください。

手術のための抗生物質点眼

手術3日前から点眼してください。感染症予防のために大切な点眼です。

手術当日

手術前日まではコンタクトレンズは装用できますが、当日は眼鏡で御来院ください。

術後翌日検診

               

朝起床時には異物感もほとんどなくなり、快適な視力回復が期待できます。
起きたらすぐに点眼を始めてください。ご予約時間に御来院ください。

ICL施術料金

ICL(眼内コンタクトレンズ)は医療費控除の対象になります。
年末調整にて確定申告を行うことで税金の還付を受けることができます。

よくある質問

Q.手術を受ける制限はありますか

A.目の形や病気、全身疾患などによって対象とならない場合があります。事前に詳しい検査を行い、目の形、状態、生活習慣などを総合的に検討して適応かどうかを専門の医師が診断を致します。
また正確な検査のためにコンタクトレンズ(特にハードレンズ)は一定の期間、装用を中止して頂く必要があります。妊娠中・授乳中は、視力が不安定になることがあり手術はできません。

Q.手術は痛いですか?

A.目薬タイプの点眼麻酔をしますので痛みはほとんどありません。

Q.レンズを入れていることは 他人に気が付かれますか?

A.虹彩の後ろに挿入するので、外からは見えません。

Q.「ハロー」・「グレア」とはなんですか?

A.暗いところで明るいライトなどを見た時に光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といい、ギラギラと光ってとても眩しい症状をグレアといいます。
症状の度合いや期間には個人差がありますが、治療後 数ヶ月で自然と気にならなくなることが一般的です。

Q.費用は公的医療保険の対象ですか?

A.公的医療保険の対象ではありません。

Q.老眼も治りますか?

A.40歳頃から加齢に伴う調節力の衰えにより「手元が 見にくい」と言った老眼の症状が出始めます。老眼は 遠近のピントを合わせる能力が衰える症状です。眼内 コンタクトレンズ視力矯正では近視や乱視など屈折の 矯正を行いますが、老眼の治療ではありません。老眼 により手元が見にくい場合は近用眼鏡(老眼鏡)等を 適宜使用して下さい。

アクセス

〒515-0033 三重県松阪市カイバナ町1638 エルム通り